咳は現代病?
コロナ騒ぎになってから、咳などしようものなら、周りの人を怯えさせてしまうので、トローチが欠かせない。
しかし、ここ数年、咳を誘発する風邪が増えているように感じる。
毎年、冬になると、職場でも風邪がはやり、咳だけ抜けずに何週間も咳き込んでいる人を見かける。
通勤電車でも咳をしている人が一車両に何人かは必ずいる。
おそらく、花粉症やアレルギー、冷暖房のせいで、現代の都会人は総じて喉や鼻・気管支を痛めているのではないかと思われる。
この状況でコロナウイルス保持者を見定めるのは、本当に困難だろう。
かくいう私も、ここ10年以上、毎月のように風邪をひいている。
日本では病欠も有給休暇の消化で済ませることがほとんどなので、楽しみのために使える休みが減ってしまうので、残念に思っている。
それよりなにより困るのは、風邪をひいても自力で治せないケースが結構あることだ。
で、年に1度か2度は抗生剤のお世話になる。
抗生剤を多用すると耐性菌ができてよくないというし、お腹を悪くしたりするので、できれば飲みたくないのだが、自力で治せない時は頼るしかない。
以前、なんとか自力で治そうと頑張っていたら、3ヶ月ぐらいずっと咳が抜けず、気管支がもやもやして疲れやすくなり、しかしその程度のことで3ヶ月も仕事を休むわけにもいかないので、仕事の効率が落ちて本当に大変だった。
最近の風邪は、熱もさほどあがらず、鼻で食い止めることもならず、いきなり喉にきて、気管支のほうにするっと入り込んでしまったりするからたちが悪い。
抗生剤の効き具合は、効いた場合には、劇的に症状が楽になるから分かる。
ついでに風邪の際につられて悪化する全身の諸症状(にきび、指のささくれ、虫歯etc...)もけろっと治ってくる。
とはいえ、抗生剤が効く菌と効かない菌があることは確かである。
昔、メイアクトが劇的に効くなぁと思っていたが、だんだん効かないことが増えた。
最近では処方もされない。
父の説によると、最近の咳がひどくなる風邪は(喉の奥のほうに痰がからまって吠えるような咳をする風邪)、マイコプラズマではないかということである。
父は咳がひどかった時にグレースビットを処方され、初日は「効きすぎて具合が悪い」と寝込んでいたのだが、次の日から「効いてきた」と、どんどん元気になっていった。
私も喉が悪い時に処方してもらったところ、同様に1日目はむしろ具合が悪くなった(副作用と思われる)が、2日目には改善し始め、3日目にはすっかり効いてきた。
グレースビットには、1日2錠同時に飲む方法と、1日朝晩1錠ずつ飲む方法があるようである。
後者の飲み方に変えてから、1日目に具合が悪くなることもなくなったので、ここ2年ほどお世話になっている。
昨年は12月ぐらいに風邪をひいて、今年も1月ぐらいにも風邪をひいて寝込み、一応はどちらも治ったのだが、1日に1度、2度は咳が出るし、痰もなんとなくひっかかっている感じがある。
アレルギーだけ残っているのか、残った菌がささやかな抵抗を続けているのかは分からないが、寒い思いをしたり夜更かししたりすると、悪化する。
ちょっとまずいなという程度であれば、下記の方法で改善するようである。
・喉がちりちりしてきたら、市販の総合感冒薬(PLなど)を飲む。(花粉症の薬でもいいかも。ぞくぞくしたり全身がだるい場合は、葛根湯入りのカコナール顆粒などが効くが、喉がやられている時に飲むと、私は経験上悪化することが多い)
・11時半から12時半にかけて喉の粘膜が修復されるようなので、そこで寝るように心がける。
・ビタミンや栄養をとる。
・咳が出たらトローチを舐める。
・肩や首回りをカイロなどで温める。
現在、コロナウイルスに焦点が当てられているが、そもそも日本人の13人に1人が肺炎で亡くなっているとか。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69622
ウイルスや菌との人類の戦いはまだまだ続きそうだが、研究が進んで苦しむ人が減るよう祈っている。