オリンピック開催と聞いて不安に思ったこと
日本でオリンピックが開催されると聞いた時、不安に思っていたことがある。
いまいろいろ騒がれていることではない。
現在起きているようなさまざまな事態はもちろん想像していなかった。
私が心配していたのは、地震と噴火である。
東京に地震が起きる起きると言われて久しい。
もし外国人客が大勢来ている時に来たらどうなるのか。
なんせ首都東京は人口過密、住宅過密で海抜が低い地域も多い。
外国人がたくさん押し寄せている時に地震が起きたら、避難する際にも大混乱になるんでは、と、心配したのである。
そういえば、かれこれ10年前から、太陽光発電パネルをつけようかと思案していたのだ。
しかし、つけたとたんに震災やなにかで壊れたら哀しいので、関東に大震災が来てひと段落してから取りつけるべきだろうと先送りにしていたのだった。
しかし、幸いというか、今のところ関東に震災は来ていない。10年前にパネルをつけていたらもう元が取れていたようなあと思ったりもする。
本当に、未来は予測不可能なものである。
いろいろあったが、ともかくもみんな無事で今年の夏を乗り切れますように。
Dr.Stoneで唯一納得いかないこと
Dr.Stoneのアニメをちら見して以来、すっかりはまってしまい、漫画版を大人買いし、小説版も購入、英語版の漫画まで手を出し始めたりなんかしている。
Dr.Stoneを知らない方のために軽く紹介すると(知らない方はこの記事に到達しない気がするが)、週刊少年ジャンプで連載中の
ジャンプ定番の「努力友情勝利!」な筋立て
稲垣理一郎先生原作による次の気になるストーリー
個性的で魅力的なキャラクター達
週刊連載とは思えないBoici先生の超人的な作画
科学監修のくられ先生の化学ネタ
などが総動員された、科学の楽しさ面白さを楽しく学べる漫画である。
ジャンプで面白いのは鬼滅の刃だけじゃないのだ!
そんなわけで、Dr.Stoneは大人も楽しめるとってもそそる素敵な漫画なのだが、ひとつだけ、どうも納得できないことがある。
・千空の髪がなぜ白と緑色のグラデーションなのか?
・どんな超人であろうと、3700年も意識飛ばさずに秒数数えられるわけない……
・一度手に入れた材料、無限に使えるの?
・3700年後になぜ今風の日本語の言い回し(「言い方!」とか)が多用されてるのか?
・石化光線の効果は球形に広がるようだが、地球全体に広がる時の広がり方がおかしい(重力の影響?)
・・・といったようなありがちな疑問ではない。
この辺りはまあ、楽しく漫画を読むためのお約束、コナン君の身の回りにやたら殺人事件が起きるようなものだろうと、目をつむっている。
問題は、そう、主人公の千空が多用している口癖なのである。
「100億パーセント〇〇〇!!」
と、やたらめったら100億パーセントを多用する。
決め台詞には他にも、
「100億満点やるよ」
ってのがあるけど、これはよろしい。100億点が満点のテストだって論理的にはあり得るし、千空は100点満点のテストでしょっちゅう100点超えてたようだし(小生も1度だけ取ったことある)。
「1ミリも興味ねえ」
ってのは、興味の単位にミリ? という疑問はあれど、スルーできる。
あと超多用される
「唆(そそ)るぜ!」
とても珍しい漢字使ってるけど、ニュアンス伝わりやすいし、結構好き。
で、問題の「100億パーセント」 。
いやね、なんでこれが納得いかないかって、科学屋ってのは、そうそう簡単に、
「100%正しい」
とか言わない(言えない)人種じゃないですか。
だから、
「絶対ありえないよね」
なんて言われても、
「考えにくいですが、可能性はゼロではありません」
とかメンドクサイ答え方をしたり、
「それって100%間違いないでしょ?」
と言われても、
「今分かっている範囲では、こうである可能性が高いということで、100%ということではありません」
とバカ正直に答えたりして、相手をイラつかせてしまうのだ。
政治家なら簡単に、「絶対大丈夫!」と太鼓判推しちゃうところで、真面目に答えちゃうのが理系人間の特性だと思う(SEもそうだよね?!)。
だってほら、マスクにも、
「ウイルス99%除去」
なんて書かれてるでしょ。
「ウイルス100%除去」
っていう表記はしない。というかできないのだ。
つまり100%と0%ですら要注意なのに、 千空ときたら、
「100億パーセントムリだ」
いやそりゃ無理でしょう。
確率の絶対的な壁、0%と100%は、それこそ「絶対」的な数学の壁だから。
100より大きい数字ってのは、
「その確率はマイナス10%だぜ!」
というのと同じくらい意味ないから!!!
駄目だよ千空、そーゆーとこ、ちゃんとしないと!!!
・・・はい。
言いたいことはそれだけです。
まあ、でもDr.Stoneが100億パーセント、いや、99.9%唆る面白い漫画だってことは間違いないので、これからも楽しみに読んでいこうと思います。
年を取ると月日が早くたつなんて真っ赤な嘘
年を取ると月日が早くたつなんて真っ赤な嘘
なんていうと、呆れられそうだけど、最近そう思っている。
だけど、時間ってそんなに単純なものなんだろうか?
実は何年か前まで私も、「やばい、どんどん時間がたつのが早くなる!」と焦っていた。
感じる長さ/生きてきた長さ で考えると短くなって当然、なんていう説もある。
でも最近では、それは違うのじゃないかなと思い始めた。
もしこれを読んでいるあなたが、「最近時間たつのが早いなあ」なんて思っているなら、この記事が役に立つかもしれない。
「そんなことないよ」と言う人は、共感してくれるかも。あるいはもっとよいTipsがあれば教えていただけるとありがたい。
時間の長さといっても、大きく分けて3つある。
1)過去の時間
2)現在進行形の時間
3)未来の時間
どの時間も、感じ方次第で、体感的に伸びたり縮んだりする。
それに、意識的に、伸ばしたり縮めたりすることもできる。
私が、役に立ちそうと思ったTipsをあげてみよう。
1)過去の時間を伸ばす
過去の時間は1年なら、1年分、2年なら2年分、というように、均等に覚えているものだろうか?
それは違う。
「強烈な記憶」は刻み込まれ、ルーチンワークは忘れられていく。
初めて保育園や幼稚園に行った時。
初めて小学校に行った時。
中学校、高校、大学、初めての職場。
初めての恋愛やデート、結婚、出産。
初めての入院。
初めての旅行。
どれもとても鮮烈な記憶だ。
大人になると、「まったくしたことのない新しいこと」は減っていく。
社会人になって、仕事に慣れてくると、その時の記憶は「飛ばされる」
お陰で、新入社員の頃の「あれ? つい最近のことじゃない」というのがもうはるかに昔のことだったりして、「歳取ったなあ」なんてぼやき始める。
払拭するのは簡単、新しいことにチャレンジすればいい。
転職したりしなくても、新しくできることはたくさんある。新しい趣味を始めて新しい仲間を作る、今まで行ったことのない場所へ旅してみる、なんてことでもいい。
あるいは、体験をひとつひとつ、しっかり記憶に刻み込めばいい。一日一日、感動したことを日記を書きとめるだけでも、時間はグンと長くなる。
そうして書き溜めたものを、1ヶ月おき、1年おき、数年おきに読み返してみよう。
この年は、「こんな発見をした、こんな出会いがあった、こんなところに行った、こんなことを学んだ」と意識しながら生きていくと、人生はがぜん長くなるし、面白くなってくる。
2)現在進行形の時間を伸ばす
現在進行形の時間を引き延ばすのは結構簡単だ。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
嫌なこと、辛いこと、退屈なことは、長く感じる。
つまり、辛く苦しい時間を過ごせば、時計の針が進むのは一気に遅くなるのだ。
でも、そんなこと、誰も望まないだろう。
そこで、もうちょっと役に立ちそうなことを上げると、以下の通り。
(a)いくつものタスクを短い時間でこなすと、長く感じる。
(b)逆に心を落ち着けてゆったりと過ごすと、長く感じる。
短時間に色々なことをこなして充実した一日を過ごすと、「こんなに色々できた!」と長く感じる。逆にひとつのことだけに集中して取り組んでいると、短く感じる。
もちろん、あれこれやらずに、何かに集中して、「あっという間に一日終わっちゃった!」という日があるのも、悪くはない。子供の頃はそんな日がたくさんあったように思う。
ただ、楽しいことでなくても、飛ぶように時間が過ぎていくことがある。これは、「慣れたことを繰り返している」からだ。
ルーチンワークについては、頭が疲れないように無意識にできる回路を作り出す。私はプログラムっぽくサブルーチンあるいはライブラリと呼んでいる。
幼児の時は「立ち上がる」のも「歩く」のも「声を出す」のも大変な努力が必要だ。
子供にとっては「文字を読み書きする」のも「計算をする」のもすごく大変。
大人はそうした仕事のほとんどを無意識にできるようになっていく。
つまらない仕事は無意識に任せて、脳が少エネモードに入るのは、悪いことではないのだろうが、その分「意識」が感じられる「時間」は短くなっていく。
生まれて初めて海外旅行した、とか、生まれて初めて入院した、とか、予期せぬピンチに遭遇した、なんていう時には、一日がもうびっくりするぐらい長く感じられたのをよく覚えている。
出会ったことのない出来事は「無意識」では対処できないので、「意識」がすっかり先鋭化するのだ。
だから、過去の時間を引き延ばすとのと同様、見たことのない土地に行く、新しい言語を学ぶ、まったく触れたことのないジャンルの本を読む、などをすると、時間が長く感じられる。
もっと簡単に、「部屋を真っ暗にして目をつむる」「利き手でないほうの手で文字を書いたり食べ物を食べたりしてみる」「地図も調べず適当に電車に乗り、適当な駅で降りてみる」なんてことをするだけでも、時間が結構引き延ばされるから面白い。
それとは逆に、少しゆとりをもって、たとえば、朝に散歩したり、昼休みに景色を眺めたり、夕方、一人の時間を作って、ゆったり時間を過ごしたりするのは、とても気持ちがいい。
ただぼーっとするのでなくて、「今この瞬間を味わおう」と思いながら、五感を研ぎ澄ましつつリラックスすると、とても充実した豊かな時間が過ごせる。
3)未来の時間を引き延ばす
誰だって、何歳の人だって、自分の未来がどれだけあるか分からない。
でも、未来の時間を「これしかない」と思うか「こんなにある」と思うかは、その間にどれだけの体験をできると思うか、による。
近い未来の予定を立てることが有効なんじゃないかと思う。
今年やること。今月やること。今週やること。今日やること。この1時間で、今から5分以内にこれをやる、ということ。
5分で、1時間で、1日で、どれだけのことができるか分かると、自分の可能性がぐんと広がって見えてくる。
今を大切に生きていると、たった1日で、1時間で、いや、5分で、自分の感情がガラッと変わったり、世の中への見方が変わったりすることに気づく。
そう、たった5分の体験でも、幸せになったり、人生観が変わってしまうなんてことはあるのだ。
時間をゆっくり過ごすには、
・新しいことにチャレンジし続ける。
・日々、自分の成長や変化を味わいながら生きる
・感じたことを日記などに記録する。
・ちょいちょい過去の体験をふりかえる。
・近い未来の予定を立てていくこと。
年齢なんか関係ない。
時間は、すみずみまで味わおう!
ステイ・ホームで困ったこと
インドアでの楽しみにはことかかないタイプなので、ステイホームでのコロナ疲れなんて無縁! と思っていたが、今週末はちょっと困った。
ダイヤモンドプリンセス号での事件を目にし、(ずっと屋内で過ごすのって辛いかな、練習しておこうか~)と、自主的に「一週間、家で過ごしてみるごっこ」を始め、そのまま緊急事態宣言が出て、職場はリモートワークに切り替え。
最低限の外出以外すべて取りやめてほぼ半年の巣ごもり生活であるが、ずっと快適に過ごしてきた。
「ステイ・ホームを100の楽しみ」とかいうコラムでも書こうかと思ったぐらいだ。
そんな私が困ったのは、疲れ目がひどくなってしまったせいである。
平日は朝から晩までPCとにらめっこしているし(対面会議だと、時々人の顔を見たりしているが、リモート会議だとずっとPCを見つめ続けることになる)、仕事が終わった後も、息抜きと称してゲーム・パソコン(=調べ物やニュース、映画)・スマホ(=おおむねキンドルでの読書)などで目を酷使しているわけで、目や視神経さん達がギブアップするのも無理はない。
しかし、目を極力使わないで過ごそうと思うと結構な鬱になる。
数日であっても、目を酷使する三大娯楽、ゲーム・パソコン・読書を完全封印するのはなかなか難しい。
結局、一番目が疲れるゲームだけは完全封印、テレビ・読書・ネットサーフィン・動画閲覧は、ちょっとは許可、ということにした。
朝起きたら目のトレーニング(立体視の本を試すと涙が出てきていい感じにうるおう)と軽い運動、ラジオを聞きながら身体のマッサージなどに当てた。
趣味時間は、フランス語の勉強(目を使わないわけではないが・・・)とピアノ(楽譜ぐらいは見るが・・・)と削り絵(いや、目を使うんだけれども・・・)に費やした。
とはいえ、最後は痛み止めのお世話になった。
この年になると、自分の持てる資源(視力、聴力、集中力、体力、時間etc...)は限りある資源なのだなあというのが身に沁みてくる。
時間があったとしても朝から晩まで何かひとつのことに打ち込み続けるのは難しいし、全身の筋肉神経五感をまんべんなく使わないと、使いすぎて摩耗したり、使わな過ぎて衰えたりしてしまう。
長持ちするよう、大事にケアしていかなければと肝に銘じた次第である。
咳は現代病?
コロナ騒ぎになってから、咳などしようものなら、周りの人を怯えさせてしまうので、トローチが欠かせない。
しかし、ここ数年、咳を誘発する風邪が増えているように感じる。
毎年、冬になると、職場でも風邪がはやり、咳だけ抜けずに何週間も咳き込んでいる人を見かける。
通勤電車でも咳をしている人が一車両に何人かは必ずいる。
おそらく、花粉症やアレルギー、冷暖房のせいで、現代の都会人は総じて喉や鼻・気管支を痛めているのではないかと思われる。
この状況でコロナウイルス保持者を見定めるのは、本当に困難だろう。
かくいう私も、ここ10年以上、毎月のように風邪をひいている。
日本では病欠も有給休暇の消化で済ませることがほとんどなので、楽しみのために使える休みが減ってしまうので、残念に思っている。
それよりなにより困るのは、風邪をひいても自力で治せないケースが結構あることだ。
で、年に1度か2度は抗生剤のお世話になる。
抗生剤を多用すると耐性菌ができてよくないというし、お腹を悪くしたりするので、できれば飲みたくないのだが、自力で治せない時は頼るしかない。
以前、なんとか自力で治そうと頑張っていたら、3ヶ月ぐらいずっと咳が抜けず、気管支がもやもやして疲れやすくなり、しかしその程度のことで3ヶ月も仕事を休むわけにもいかないので、仕事の効率が落ちて本当に大変だった。
最近の風邪は、熱もさほどあがらず、鼻で食い止めることもならず、いきなり喉にきて、気管支のほうにするっと入り込んでしまったりするからたちが悪い。
抗生剤の効き具合は、効いた場合には、劇的に症状が楽になるから分かる。
ついでに風邪の際につられて悪化する全身の諸症状(にきび、指のささくれ、虫歯etc...)もけろっと治ってくる。
とはいえ、抗生剤が効く菌と効かない菌があることは確かである。
昔、メイアクトが劇的に効くなぁと思っていたが、だんだん効かないことが増えた。
最近では処方もされない。
父の説によると、最近の咳がひどくなる風邪は(喉の奥のほうに痰がからまって吠えるような咳をする風邪)、マイコプラズマではないかということである。
父は咳がひどかった時にグレースビットを処方され、初日は「効きすぎて具合が悪い」と寝込んでいたのだが、次の日から「効いてきた」と、どんどん元気になっていった。
私も喉が悪い時に処方してもらったところ、同様に1日目はむしろ具合が悪くなった(副作用と思われる)が、2日目には改善し始め、3日目にはすっかり効いてきた。
グレースビットには、1日2錠同時に飲む方法と、1日朝晩1錠ずつ飲む方法があるようである。
後者の飲み方に変えてから、1日目に具合が悪くなることもなくなったので、ここ2年ほどお世話になっている。
昨年は12月ぐらいに風邪をひいて、今年も1月ぐらいにも風邪をひいて寝込み、一応はどちらも治ったのだが、1日に1度、2度は咳が出るし、痰もなんとなくひっかかっている感じがある。
アレルギーだけ残っているのか、残った菌がささやかな抵抗を続けているのかは分からないが、寒い思いをしたり夜更かししたりすると、悪化する。
ちょっとまずいなという程度であれば、下記の方法で改善するようである。
・喉がちりちりしてきたら、市販の総合感冒薬(PLなど)を飲む。(花粉症の薬でもいいかも。ぞくぞくしたり全身がだるい場合は、葛根湯入りのカコナール顆粒などが効くが、喉がやられている時に飲むと、私は経験上悪化することが多い)
・11時半から12時半にかけて喉の粘膜が修復されるようなので、そこで寝るように心がける。
・ビタミンや栄養をとる。
・咳が出たらトローチを舐める。
・肩や首回りをカイロなどで温める。
現在、コロナウイルスに焦点が当てられているが、そもそも日本人の13人に1人が肺炎で亡くなっているとか。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69622
ウイルスや菌との人類の戦いはまだまだ続きそうだが、研究が進んで苦しむ人が減るよう祈っている。
「こころ 時を超えた絆」配信開始
既刊「こころ 不思議な転校生」と「こころ 三十一番目の生徒」の間の謎がいま明らかに!
「こころ 不思議な転校生」の増刷を記念して、「こころ 時を超えた絆」を、カクヨムで2020年2月24日(月)から配信することにしました。
言いたいことを言えないタイプの「双葉 絆」と違い、主人公のナオミは、思ったことを言って浮いてしまうタイプ。
一人ぼっちのナオミの人生を、絆の秘密の日記が変えていきます。
先の二作を読んでいない方も楽しんでいただけると思っています。
感想などいただけたら、とてもうれしいです。
第一話は本日配信。
二話以降は毎週金曜に配信していく予定です。
https://kakuyomu.jp/users/nanasehikaru/news/1177354054894366371